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障がいのある方と接するとき

ページID Y1000378 更新日  平成27年3月24日  印刷

視覚障がい

声をかけるとき

誰が近づいてきたか分かるように、こちらから自己紹介をします。
その時には、「○○さん、こんにちは。△△です」と名乗りましょう。
本人の肩や腕に触れたりすると、話しかけられていることがより分かりやすくなり、どちらの方向を向いたらよいかも分かります。

席を離れるとき、別れるとき

席を離れたり、別れる際には、必ず「○○へ行くので、席を離れます。」、「失礼します。」などと声をかけましょう。

道順などを尋ねられたとき

方向や位置を説明するときは、本人の向きを中心にします。
また、「むこうの」「このくらいの」といった代名詞などではなく、「あなたの右」や、「500円玉くらいの大きさ」などと具体的に伝えましょう。
物の位置は、時計の文字盤を例にして、「あなたは12時の方向にいます。3時の位置にコップがあります。」と説明することもできます。
道順を説明するときは、目印となる具体的な建物の名前や特徴などを伝えましょう。
再度、誰かに道を尋ねるときや、援助を受けるときに役立ちます。
商品を選ぶときなどは、本人の手を取って触らせながら説明しましょう。

部屋の様子を説明する

基準点となるドアや入口から部屋の様子を説明しましょう。
「ドアを背にして正面に机がコの字型に並んでいて、10名程度座れます。左側の壁には水槽があります。」というように、具体的に説明しましょう。

移動

本人にどのように誘導すればよいか聞きましょう。
階段や段差へは、直角に誘導して必ず立ち止まり、「下りの階段です。」、「段差があります。」などと声をかけましょう。

  1. 基本姿勢
    誘導する人が斜め一歩前を歩き、視覚障がいの方は誘導する人の肘関節の少し上に軽くつかまるか、肩の上に手を置くようにしましょう。
    また、歩く速度は本人に合わせましょう。
  2. 危険行為
    杖や手を引っ張ったり、身体を押すなどの行為は大変危険ですので、絶対にしないようにしましょう。

聴覚障がい

どのような手段でコミュニケーションをとればよいかを確認しましょう。
コミュニケーション手段としては、筆談、手話、通訳、要約筆記、ファクス、メールなどがあり、多くの聴覚障がいの方は話す相手や場面によって複数の手段を組み合わせたり、使い分けたりします。
筆談などは視覚的にも神経の集中を伴うので、聴覚障がいの方が疲れていないかを特に気を付けましょう。
聴覚障がいは、コミュニケーション障がいであるとも言われます。声を使って話をしたり、聞いたりするのが当たり前と思われている環境では、音声でのコミュニケーションを強いられることが少なくないことから、周りの雰囲気に合わせて分かったふりをせざるを得ないこともあります。
また、大勢の人と交わることは大変な労力を必要とします。本人の状況を十分に聞き、相手がわからないことを聞き返しやすい雰囲気づくりなどを心がけましょう。

筆談するとき

要点を短く簡潔に書き、まわりくどい表現や曖昧な表現は避けましょう。
また、記号や図を用いて表現を明確にすることで、視覚的に図式化された表現は、必要な情報が伝わりやすくなります。

手話通訳者・要約筆記者がいるとき

聴覚障がい者本人に向かって話しましょう。
また、複数の人が同時に話したり、極端に早口で話したりすると、通訳することができなくなって、本人に十分に伝わらないことがあります。
適度に間をとり、伝わっているかを確認しましょう。

手話をするとき

手話は、特に先天性の重度聴覚障がい者にとって重要なコミュニケーション手段です。
しかしすべての聴覚障がい者が手話を用いるわけではないことに注意しましょう。
手話にも色々な種類があり、手話を学んだ時期などによって異なります。

放送やアナウンスがあった時

電車やバスなどのアナウンスは、聴覚障がいのある方には聞き取りにくいことから、事故などの緊急時に状況が分からず困っている人がいたら、メモなどに内容を書いて、渡しましょう。

肢体不自由

本人にどのような援助(サポート)が必要なのかを確認しましょう。
障がいの部位や程度によって、介助方法は異なります。

車椅子に乗っているとき

車椅子には手動車椅子、電動車椅子、スクーター式電動車椅子などがあることから、車椅子に乗っている本人に介助の方法を確認して、車椅子の可動部分などの構造を確認しましょう。
車椅子を動かすときや進行方向を変更するときは、事前に「曲がります」などと声をかけて行いましょう。
段差では、一時停止をし、「昇ります」と声をかけてティッピングレバー(車椅子の後方最下部に飛び出しているパイプのこと)を踏み、持ち手を押し下げて前輪を上げ、後車輪だけでバランスを保ちながら押し上げてから越えましょう。
急なスロープを下るときは、後ろ向きになり、車椅子の背を支える要領で衝撃を与えないよう降りていきましょう。
停止するときや介助者が少しでも車椅子から離れる場合は、必ずブレーキをかけましょう。

杖を使っているとき

本人のペースで、ゆっくりと対応します。
階段を昇るときは斜め後ろに立ち、降りるときには本人の一段下の斜め前に立ち、横向きに降りるようにしてください。
杖は片手にまとめて持つなどして、手すりを持った方が安全です。

内部障がい

心臓機能障がい者

全体的に動悸、息切れ、疲れやすいなどの体力低下があります。
椅子を用意したり、重い荷物を代わりに持ったり、階段はなるべく避けるなどの配慮が必要です。
また、体力の低下により、風邪に感染しやすいことから、うつさないようにマスクなどをして十分に注意しましょう。
ペースメーカーが携帯電話などの電波の影響を受けて誤作動を生じさせる恐れがあることから、接近するような場面では、電源を切りましょう。

じん臓機能障がい者

発熱や下痢などで脱水状態になると、身体の中の水分がなくなり、じん臓の負担になることから、風邪をうつさないようにマスクなどをして十分に注意し、人工透析などの治療のため、定期的な通院に配慮しましょう。

呼吸器機能障がい者

慢性的な息切れ、咳などの症状があり、ゆっくりとした日常動作には支障がなくても、その動作が長時間になったりすると息苦しさが起こったりします。
楽な姿勢で長時間にならないよう配慮しましょう。
また、風邪などの感染により、気管支炎や肺炎を起こすことがあることから、風邪をうつさないようにマスクなどをして十分に注意しましょう。

ぼうこう・直腸機能障がい者

人工肛門や人工膀胱を造設された方は便意や尿意を感じたり、我慢することができないため、便や尿を溜めておくための袋を腹部に装着しています。
袋や身体を洗浄したりできるオストメイト対応トイレが設置してある場合には、そちらへ案内しましょう。

小腸機能障がい者

食事の制限があったり、食べることができなかったりすることから、栄養補給のために必要な時間に配慮しましょう。
病気のために栄養状態の低下や貧血になることがあるので、風邪をうつさないようにマスクなどをして十分に注意しましょう。

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能障がい者

プライバシーには十分注意してください。特に感染原因は聞く必要はありません。
免疫機能が低下すると、通常では問題にならないような弱い病原体によって感染症等が起こりやすくなることから、風邪などをうつさないようマスクなどをして十分に注意しましょう。

知的障がい

きちんと言葉が伝わるように、「ゆっくり」「やさしく」「ていねい」に本人に話しかけましょう。

後から急に声をかけられたり、肩をたたかれたりすることが苦手な人がいます。
話しかけたら、本人がリラックスするのを待って、様子を見て、その人の状況に応じた対応をしましょう。

必ず本人に話しかけましょう。

保護者・ヘルパー(介助者)と居る場合でも、介助者に話しかけるのではなく、本人に向かって話しかけ、本人の意思を確認しましょう。

話の内容は、「はっきり」「短く」「具体的」に話しましょう。

一度にたくさんの事を話すと混乱してしまう人が多くいることから、要点を絞って、話しましょう。「あれ」「これ」などの表現は避け、具体的に分かりやすい言葉で話しましょう。
文字などを理解する人の場合は、メモなどを利用して文字や絵を使って説明しましょう。

本人の年齢に応じた話しかけをしましょう。

知的障がい者の中には、幼児の時と同じ扱いをされたまま大きくなった人もいますが、大人としての対応をしましょう。

余裕を持って本人の思いを聞きましょう。

本人の思いを聞く時は、あせらず時間に余裕を持って聞きましょう。
どうしても言葉が出ず、困っている場合は、「はい」「いいえ」で答えられるように具体的な選択肢を挙げて質問しましょう。

精神障がい

統合失調症などの精神障がい

周囲の人

病気はその人の一部です。健康な部分に目を向けて、社会の一員として温かい心で見守ることが大切です。
精神障がい者の方は対人関係が苦手だったり、状況に合わせて振舞うとか、相手の気持ちを理解するといったことが不得手な場合もあります。
そのため、

  • 本人の「つらい気持ち」を受け止めましょう。
  • 本人の話をよく聴き、理解するようにしましょう。
  • 無理な励ましはせず、本人の出来ることはしっかりほめてあげましょう。

家族の人

病気を治すには本人の心構えが大切ですが、本人に対する家族の支えもたいへん重要となってきます。
まず、本人の気持ちを理解し、見守り続けること大切です。

  • ゆっくり、あせらず、待ちましょう。
  • 本人や自分を責めたり悲観したりしないようにしましょう。
  • なまけているのではなく、病気であることを理解しましょう。
  • 本人の話をよく聴き、良いところはほめてあげましょう。
  • 本人の病状の変化に気をつけ、主治医と連絡を取りましょう。
  • 家族だけで問題を抱え込まず、主治医や専門職に相談しましょう。
  • 家族自身が楽しみやゆとりを持てるようにしましょう。

高次脳機能障がい

言葉の障がいがあるとき

一度にたくさんのことを言わず、要点をしぼってゆっくり、はっきり、わかりやすく説明しましょう。
また、必要に応じて「はい」「いいえ」で答えられるように具体的な選択肢を挙げて質問しましょう。
わかりやすくするために文字や図を活用すると、後で確認をすることもできます。

記憶に障がいがあるとき

約束を忘れたり何度も同じことを繰り返して質問する場合は、メモなどを書いて渡したり、目の届きやすい所に貼ったりしましょう。
また、携帯電話のアラーム機能なども利用しましょう。

感情の障がいがあるとき

不安感が高まって泣き出したり、ささいなことで怒り出したりすることがありますが、無理におさめようとしたりせずに、静かな場所を確保するなどして、ゆっくりと時間をかけて落ち着くのを待ちましょう。

発達障がい者

発達障がいは、日常生活を送る上で、客観的に判断されにくいことから、周りに「本人の努力不足、怠け」や「親の愛情不足、育て方の問題」と誤解されることが多くあります。
そのため、本人にとって不利な状況に追い詰められ、不登校や引きこもりなど二次的な障がいが発生する場合もあります。早い時期から周囲の理解が得られて、能力を伸ばすための療育などの必要な支援や環境の調整が行われることが大切です。

広汎性発達障がい

自閉症の方は見たことがないこと、やったことがないことを想像することが苦手なため、急に予定が変わったり、初めての場所に行ったりすると見通しが立たず、不安になって動けなくなったり、不安が高まると突然大声を出したりします。一方で一度経験したことは順序や場所など細部までよく覚えており、習得したことは確実に実行できます。初めてのことをする時や初めて行く場所には、順序よく絵や写真などで説明したり、事前に練習などをしたりして、イメージや見通しが持てるようにすることが大切です。

学習障がい(LD)

学習障がい(LD)の方の中には字を読んで理解できるのに、書字能力に困難があるため、ノートやマスなどから大きくはみ出したり、ひらがな・カタカナ・漢字や数字が左右、上下が反転することがあります。知的な発達の遅れはないことから曲線や直線をなぞって形の構成を意識させたり、マスの中心に線を入れるなど文字の中心を意識させることが必要です。
また、本人の得意な面を探し、それを伸ばすことで「やればできる」という気持ちを育てることも大事です。

注意欠陥多動性障がい(ADHD)

注意欠陥多動性障がい(ADHD)の方の中には注意力や集中力が持続しないため、特に興味のないものに対して、長く注意を向けたり集中したりするのが苦手であり、周囲でちょっとした動きや物音がすると、そちらに意識が向いてしまったりします。そのため、忘れ物や約束を守れないことがあります。薬による治療が効果的です。もちろん、短時間で達成できる目標を立ててあげたり、忘れ物チェックシートなどを活用するなど、できることを少しずつ増やして自信につなげていくことも大切です。

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健康福祉部 福祉課 障害福祉グループ
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